明治文壇の才媛樋口一葉は、ここ下谷竜泉寺町368番地(現在の台東区竜泉3丁目)に住み、この
地を素材に名作「たけくらべ」を書きました。
結核のため、24歳の短い生涯を終えるまで、「たけくらべ」をはじめ、「大つもごり」「にごりえ」「十三夜」等
数多くの作品を発表しています。
台東区竜泉3丁目18番4号にある(財)台東区芸術文化財団の一葉記念館には、一葉自筆の「たけくらべ」原
稿、小説の師半井桃水(なからいとうすい)宛書簡、竜泉寺町に小店を開いた時の仕入帳等重要
な資料、文献を展示してあります。
また、一葉が住んでいた頃の竜泉寺町の家並風景の模型、一葉旧宅や一葉使用の文机等明治期の東京下町の文化、
風俗資料も展示しております。
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